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2010年1月24日日曜日

やっと目玉と人生を少し取り戻せるのかも?! 新聞から放送局へ出資規制 総務相が導入検討




2007年、米国のウォールストリート・ジャーナルがTV局のフォックスの所有者ルパート・マードックに買収されるときに、ジャーナリズムの危機=民主主義の危機としてデモクラシー・ナウ!(字幕あり)に取り上げられたとき、目から鱗が落ちました。

我々が見ている「ニュース番組」にはまともなニュースがありません。
「メディアは決まったことしか言わない。SHUT UP AND SHOP 黙って買えだよ。世界中で我々を市民ではなく、消費者として扱うのさ。」(元TVプロデューサー ダニー・シェクター)

私はクリスチャンなので、よくフジTVなどでアメリカが好戦的な国であるのは、頭の行かれた聖書をまともに信じ込んで、進化論を否定する愚かな人たちのせいであるような、報道がよくなされていたのを覚えていますが、(上述の理由で最近TVを見てません。)そのような人々に影響を与えているメディア、例えば視聴率がNO.1であるフォックスの報道の問題は取り上げられていないと思います。 別に他の会社もそんなには変わりませんが。

  
  
「理性をもった人間(エリート)は『必要な幻想』をつくりだし、人の感情に訴える『過度の単純化を提供して、純真な愚か者たち を逸脱させないようにしなければならない。」(ラインホールド・ニーバー、オバマのお気に入りの思想家)

  「国民の目をだましながら、その無知を非難する者たち」(ジョン・ミルトン)


問題は我々のもののとらえ方を決める材料である情報が、一定のものによって管理されている限り、どんなに分析力のある人でも正確にものごとを捉えることができないと言うことです。

ですので、非常な残念なのは、日本のこのジャーナリズムの状況では、フォックスにある意味、目玉と人生を支配されているような人たちを、彼らが愚かだからと簡単には言えないと思います。



  「大メディアは大企業で、他の企業と同じように製品と市場があります。彼らの製品は視聴者や読者、市場は広告主です。新聞の事業 内容は、ほかの企業に自分の読者を売ることです。読者に新聞を売るのが彼らの務めではありません。

・・・みなさんが目にしているのは大企業で、比較的恵まれた意志決定階級の読者をほかの企業に売りわたしています。この仕組みからどのような世界が生まれるか、自問してみましょう。答えはおそらく『ある特定の見解と政治的見地が推進される世界』ということになります。その見解と政治的見地とは、買い手と売り手、市場の要求と利益を満たし、それらに有利な視点を最優先に採用するものです。もしそうでないとしたらたいへんな驚きです。」 (『現代世界で起こったこと』ノーム・チョムスキー著p22
3)、

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